題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜短歌日記 （秋ひもの） (あの日冷たい葉っぱがひとつ) 凧糸を引く指先が大きくて寂しいものに触れた気がした (斉藤そよ) (photover) ほんものかどうかもすでにわからない凧凧あがれ悔やまぬよう…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜短歌日記 （草蜉蝣） (草蜉蝣) ひまわりの種をあつめて妹はビンの底からひふみよいつむと （椎名時慈） (タンカデカンタ) ひまわりがうなだれている夕餉どきすぐに帰ると泣かれても行く （大宮ア…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜短歌日記 （やましろひでゆき） (短歌とか短歌とか短歌とか) 設定はいかがします？とフラットな声と姿態で夜毎聞く君 （水都 歩） (水都blog) 施設とふ言葉の響き冷たくて母を託する意定まらず …

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜短歌日記 （ひぐらしひなつ） (エデンの廃園) 楽譜抱くあなたの腕が冬の陽にやや傾いて放課後を行く （佐原みつる） (あるいは歌をうたうのだろう) 向かい合う気にはなれずに今日はただ古い楽譜…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （振戸りく） (夢のまた夢) 全力でペダルを踏んでいる君は鈴鹿おろしに押し戻されて （やすたけまり） (すぎな野原をあるいてゆけば) しっとりとひかる小豆のまんなかにまんまるい鈴埋めておき…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （草蜉蝣） (草蜉蝣) 割り箸でカレー饂飩をすくう日のテーブル端に宝くじあり （村木美月） (うたりずむ) 引き出しにしまいこんでる宝くじのような恋を今しています （青野ことり） (こ と り …

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （椎名時慈） (タンカデカンタ) 後悔はしないと決めた 落とされた鱗が部屋に散らばっている （カー・イーブン） (ほぼ31音) 夕空を鱗のようにＵＦＯが埋めつくす日は必ず会おう （大辻隆弘） (…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （梅田啓子） (今日のうた) われといふ存在消したき思ひ湧くリュックを背負ひ街にまぎるる （振戸りく） (夢のまた夢) 存在をアピールしてるのでしょうか ネコのしっぽの微妙な動き （岡本雅哉…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （木下奏） (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog) 好きな人みんな振り向いてくれないから粘着テープに巻かれて眠る （夏実麦太朗） (麦太朗の題詠短歌) 納豆にもしも粘りが無かったらこれほど好…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （野州） (易熱易冷〜ねっしやすくさめやすく、短歌編) 早稲田から都電に乗つて王子まで初午過ぎて狐に逢ひに （暮夜 宴） (青い蝶) やわらかな天使の羽を積み込んで王子製紙のトラックは飛ぶ

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （秋ひもの） (あの日冷たい葉っぱがひとつ) 所有され捨てられていく 誰なのか 僕は自分に名前をつける （遥遥） (たんかのきりかた) 有意義な人生送れましたかと背を向け通る明日は晴れかも （…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （村本希理子） (きりころじっく２) 思ひ出せないことがたくさん Victorのｒの角度にくび傾げても （天昵 聰） (きりはりなりけり) Ｗは寄せたオッパイ Ｖふたつ離して描けば離れパイ 乙 （大辻…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （野州） (易熱易冷〜ねっしやすくさめやすく、短歌編) なにゆゑのむなさわぎならむ幾千の飛行船の群れそらをおほへる (矢島かずのり) (蟲短歌) あの影を船と認めてしまったら川口浩も困るわけ…

題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜 （野州） (易熱易冷〜ねっしやすくさめやすく、短歌編) 玉子サンド頬ばりながら過去形で語られてゆく恋を聞きをり （椎名時慈） (タンカデカンタ) １時間前は過去だと思い知る 母に５度目の説明…