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またどこへ行つたのだろう妻と子はかなかなのまだ鳴かぬ夏の夕暮れ
新井蜜の短歌日記
お風呂場の網戸の向かうに張りついて俺の裸を視てゐるヤモリ
さあああと近づいてきてさあああと遠ざかってく夏の自動車
千匹の蚊が鳴くようなエアコンの夏の終りの夕暮れの音
みづのない川底あるく人間の頭のやうな石がごろごろ
暗闇をえらんで歩く目の眩む白い光に追いかけられて
受付の女性はいつもうつむいて微笑んでをり俺に気付かぬ
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