011:除
題詠blog2008から私の好きな歌を少しずつ集めてみます。新井蜜
- (史之春風) (はちぶんめblog)
めでたくも除籍処分となりました故郷の町はもう春ですか
- (駒沢直) (題詠blog参加用。)
AED(エーイーディー)除細動器の使い方わからぬままに日々を切り抜け
- (夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
残酷な未来を予見させぬようまっすぐ白く咲く除虫菊
- (富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
- (こはく) (プラシーボ)
わたしAあなたはBと仮定しておけばつながる加減乗除で
- (梅田啓子) (今日のうた)
茗荷の芽の幟のごとく突き立てる朝にアドレス一つ削除す
- (矢島かずのり) (蟲短歌)
掃除する習慣のある人でした 喧嘩した日の夜は必ず
- (ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
除虫菊咲きわたる午後の斜面から海へと放つ紙の飛行機
- (丸山汰一) (短歌 Before Sleeping)
- (帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
除雪車のタイヤの跡を平行に並んで歩き春の足音
- (岡本雅哉) (なまじっか…)
除雪車の通った跡に残されたかたっぽだけの手袋の赤
- (村本希理子) (きりころじっく2)
じやがいもの芽を除くのは兄弟を父を知らない息子の右手
- (太田ハマル) (**hamal通信**おっこちた変光星)
透明な皮膚のしたには見えてても取り除けない棘があるのだ
- (新井恭子) (MINI'S LIFE blog)
除草剤撒けばいいじゃん死ぬときがいまかあとかのちがいだけです